hatemo技術的なブログ

技術コンサルタントの戯言

日本オラクルに転職した話

日本オラクル株式会社に転職した話

- 転職して1年経ったので、振り返りも兼ねて書いちゃおうと思います。
- 怒られたら消しますw

転職しちゃうに至った経緯
- 知り合いが日本オラクルにいたから紹介してもらった。
- 一言で言ってしまえばこれだけである。

転職前は何をしていたのか
- 私個人としては、新卒で独立系SI企業に入社してずっとJavaをメインでスクラッチ開発をしてきていたので、Oracleに触れる機会はそれほど多くなかったわけです。
- なんとなくORマッパー越しに触れる程度でした。
- コマンドに困ったときはググれば解決したし、専門書読んでガッツリ勉強など一切してこなかったです。
- そんな中2年目に業務委託で入っていた企業で、Oracle Databaseを10gから11gに移行するプロジェクトがあり、そこに参画することで初めてキチンと触ることになりました。
- サイズ的には数千万レコードを保持しているくらい。
- 当時無知なため、その程度の情報しか残っていない笑
- そこで初めてテーブルだけでなく、VIEWやTRIGGERなどがあることを初めて知りました。そのレベル。
- データ移行チームに割り振られたので、特にテーブル構造について学習するいい機会になりました。
- 統計情報もここで初めて知りました。ホント無知。
- その程度の無知な新卒2年目だったのですが、プロジェクトを通してかる~く知識を付けました。
- その後、「デカイDBの移行をやりきったのだからできるだろう!」とSIerにありがちな無茶振りで数百件レベルの情報しか扱っていないDBの移行を単独で任されることになりました。
- 結果としては、ぼんやり理解レベルだったOracle Databaseの知識をキチンと自分の中に落とし込むことが出来ました。
- この時点で、Oracle Databaseの構築、移行は任せろー!っとなったわけです。(性能分析、チューニングは出来ない)

転職する前に思っていたOracleのイメージ
- さてここで、転職の話に戻ります。
- まず私がどんなイメージを持っていたかというと、「Oracle Database作ったラリースゲー」って程度でした。
- あくまで開発者目線ですね。こんなアプリケーション作れるとか天才かよ!って本気で思ってました。
- だって本当に凄いから。
- オプティマイザーの機能作るだけでもヤバい!って思ってました。
- むしろ入社してから、Oracleは嫌われてるんだなぁって知ったくらいです。
- 顧客として関わる機会がなかったからだと思います。
- コンサルタントがいるのも知りませんでした。

選考について
- 私の場合は面接は3回でした。
- 日本の役職で当てはめるなら、課長、部長、役員の順番です。(オラクルに課長、部長の様な役職名はない)
- 対面でした。
- 話していた内容は主に以下の様なことです。
- 自己紹介
- 何ができるのか
- Oracleで何をしていきたいのか
- どういうキャリアパスを思い描いているのか
- 基本的には能力面をたくさん掘り下げられた気がします。
- 基本私はOracleの知識があるわけではないので、知らないものは知りませんで通しました。
- そもそも私レベルが受かるとは思っていなかったので、楽観的に答えてました。

何故か採用
- Oracleのこと知らないし、入社したらOracleのことをいっぱい勉強したい!って言ってたらなぜか採用となりました。
- 本当になぜなのかわかりませんでした。
- 何も実感沸かないままOracleのDBコンサルタントになってしまいました。
- フワフワしたまま現職に退職願を出し、Oracleに初出社しました。

日本オラクルという会社
- 私にとっては未知の企業
- 外資だけど東証一部上場しており、日本市場に根付いている企業
- 文化は外資系のいいところと日本企業の良いとこ悪いとこを混ぜ合わせた様な感じです。

いいところ
1. 基本的にセルフサービス
- 人によっては悪いとこになるかも知れません。
- あらゆる事務作業がセルフサービスとなっています。
- なのでウッカリしていると、経費戻ってこなかったり、給与口座番号間違えてて振込エラーになったりします。
2. 働き方は個人にお任せ
- オフィスはフリーアドレスなので、好きな場所で仕事が出来ます。
- 在宅ワークにも対応していて、出社しなくても問題ないです(対面で話した方が早いことが多いので、基本は出社してます)
- 案件にもよりますが、柔軟な働き方ができます。
3. 福利厚生が充実
- 旅行やレジャーやフィットネス、マッサージや学習などあらゆるものが福利厚生の一環で受けられます。
4. 社員間の風通しが良い
- マネージャーにガンガン意見が言えます。
- マネージャー陣も極力こちらの意見を汲み取って対応してくれます。ありがたい。
- 細かいこと上げたら、他にもある。

悪いところ
1. アメリカ本社の意向が絶対
- やはり外資系なので
- どんだけ日本の状況と乖離があっても、日本独自対応は限られてしまいます。
- 特に日本は独自文化が非常に多いため、グローバルな常識がよく当てはまりません。
2. 社内フローが多い
- 社員が多いし、歴史も長いので仕方ないのですが、社内フローがとにかく多くて複雑です。
- 事務処理だけで1日を要してグッタリなんてこともあります。

転職して思ったこと
- 技術コンサルタントの部署は、頭のいい人が本当に多い。
- Oracle Databaseのことなら、誰かしらが確実に回答をくれます。
- Oracle Databaseの完全な集合知です。
- 自己責任の下仕事をするので、自己学習にも余念がないです。
- でも意外とOracle以外のこととなると分からないって人もたくさんいました。

まとめ
- なんとか1年過ごしました。
- 仕事にも慣れてきて自分のペースで仕事ができているので、かなりストレスフリーで過ごしています。
- Oracle自体のイメージがあまりよくなく、敬遠されちゃったりしますが、コンサルタントに関してはとても素晴らしい部署だと思います。
- 私個人の場合は、スペシャリストでなくても採用となりました。
- 入社後の学習機会も多く、自分の知識を深め広げるにも素晴らしいところです。
- Cloudに関しては後手に回っているのが残念ではありますが、東京DCもようやくできるのでこれからです。
- 転職をお考えの方は候補に入れてみては。